参拝に関して

【参拝の仕方】新説?二礼二拍手一礼ではなくて三礼三拍手一礼が正しいの??

最近みた動画で二礼二拍手一礼ではなく、
本来は三礼三拍手一礼という今までとは違う新説を見聞きすることが増えました。

では、実際どっちのほうが神様と縁が深く繋がれるのか、ご利益をいただけるのか、
調べてみたので、現在の参拝方法と調べたこと考察、今後の自分の参拝に関してお話します。

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現代の二礼二拍手一礼はいつから?

通説によると、二礼二拍手一礼の前は地域や御祭神ごとに結構バラバラで、
明治40年の時に「神社祭式行事作法」が制定されて、基本的な形式が作られ、
この時に「再拝二拍手押し合せ祝詞奏上押し合せ二拍手再拝」という形ができました。

明治40年頃はいろいろな国の基準を制定をかえていて、義務教育が4年から6年に変わったりもこの時期なので、
一律に定義を作って、社会に浸透させる目的があったのかな?

戦後にGHQが神社祭式行事作法を改定することになり、祝詞奏上部分をなくした、今の礼拝に変わったという形ですね。

色々調べると今の形って確かに疑問があって、神様に祈りを届ける部分がごっそり無くなっているんですよね。

祝詞と言っても、一番簡単なものは「祓え給い、清め給え、神ながら守り給い、幸え給え」という祓えの言葉を唱えることなので、
祝詞部分がないというのも確かに疑問ではありますよね、まぁ当時GHQがなぜ祝詞奏上部分を切ったかは謎ですが、
口で唱えてた部分を心のなかで唱えるという形で今の形になったのかなと想像できます。

三礼三拍手一礼はどこから?

調べてみると、やっぱり地方柄だったり、神社によって残っているところがあったりしますが、
いくつかの説を調べて検討していきます。

1:造化三神を祀っている場合という説。

造化三神とは、古事記(日本神話も書いてある歴史書)に記されている、
天地開闢の時に高天の原から現れた最初の3柱の神様のことを言いますが、この神様たちに祈りを届けるためと言われています。

・アメノミナカヌシノカミ(天之御中主神)
宇宙の本源神、唯一絶対の神とされ、万物生成の中心的な存在です。

・タカミムスヒノカミ(高御産巣日神)
天の生産・生成を司る神で、神産巣日神と対になって男女の「ムスビ」の働きを象徴します。

・カムムスヒノカミ(神産巣日神)
地の生産・生成を司る神で、高御産巣日神と対になって男女の「ムスビ」の働きを象徴します。

GOOGLEのAIより引用

アメノミナカヌシ様の名前は最近よく聞きますが、造化三神を祀る神社って、他の御祭神と比較するとたしかに少ないので、
それで伝わっている神社が少ないのかな??というケース

 

2:天・月・地に祈るという説

造化三神は「宇宙・天・地」を指していますが、ここでは天照大御神様・月讀命様・素盞鳴尊様の三柱の神様を指しています。

・アマテラスオオミカミ(天照大御神)
高天原を統べる主宰神で、太陽神でもある女神様
有名な話は天岩戸のお話ですが、いくつもの名前があり、世界を照らすという大事な使命のある神様

・ツクヨミノミコト(月讀命)
月読・月夜見など、諸説あり、男神・女神の記述もないのですが、名前は広く知られている神様。
太陽の時間と逆に夜の時間をを照らし、夜の時間に成長を促す。
睡眠時間中の夜に人も動植物も成長していることから、月讀命様は成長をや健康を司る神様としても祀られています。

・スサノウノミコト(素盞鳴尊)
乱暴者な話なども聞きますが、高天の原を追放されたあと出雲に降りてから、
ヤマタノオロチを退治した話や実は大国主命が孫か子孫にあたるという話もあり、日本神話に欠かせない神様。
荒れる海を守護したり、土地を開拓したりと、海と大地を司る神様として祀られいます。

この三柱の神様を中心に祈るという形での説

 

3:社殿の数・祀られいる御祭神の数

平安時代の方まで遡ると、拝礼の数も拍手の数も多かったり少なかったり、本当にバラバラ。

その中で感じたのが、祀られいてる御祭神や配神の数だったり、本殿や拝殿の数にあわせているのかな?って感じもありますね。

一般的に御祭神だけを祀っている一柱だけを祀っている神社さんは少なく、
関係している神様を配神・相殿神という形で一緒に祀られているので、その神様の数だけ拝礼と拍手をしているところもあるみたい。

 

調べたあとの感想

現在の二礼二拍手一礼に関して

とりあえず、現在の二礼二拍手一礼についてですが、
やっぱり祝詞奏上部分がないのは、昔から音を大切にする日本人としては、おかしいと思うので、
人に聞こえないように小声でも神様には届くので、
「祓え給え、清め給え、神ながら守り給え、幸え給え」と唱えましょう。

この祓詞も実は自分は疑問があって、
「お祓いください、お清めください、神様のお力で守りください、幸せにしてください」って意味なのですが、
たぶん、順番がちがくないかな??

「神ながら、祓え給え、清め給え、守り給え、幸え給え」の方が、
意味的にはこっちのほうが正しいんじゃないかなって昔から思っていて、私はこっちで唱えています。

 

まとめ:正しいのかどうか!自分はどうするか

神様が目覚めるとかそういうのはわかりませんが、結果的に、間違いではないです!

平安時代の頃から様々な参拝の仕方があって、
祭礼方法が統一された明治40年から、たった118年間しか経っていない。

日本で最古の神社と言われる大神神社さんだと、神代の時代とか言われていますし、
西暦927年にかかれた「延喜式神名帳」という当時の神社の一覧には2,861社あったので、
むしろ現在の参拝方法のほうが新しいから、ほかの参拝方法が間違っているとは、いえません!

むしろ、心をこめてきちんと参拝をする、神様がこの方が喜んでくれると思う参拝の仕方なら、
おおらかに見守ってくれますよ(*^^*)

じゃぁ、自分は今後どうするかと言うと、場所・時間帯・人の有無で変えますm(_ _)m

人が多かったり参拝の仕方に厳しそうな場所では「二礼・二拍手・祓詞・一礼」にして、
普段参拝している場所や神棚とかでは、「三礼・三拍手・祓詞・一礼」にするようにします。

 

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